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【NAKISURFキャッチサーフ・レンタル】興奮につぐ興奮のエックスとオディシー・プランクはかんたんでした!_(1863文字)

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私は妖精が、
他のありとあらゆる偉大な熱烈さと両立しうるものであると思っていた。

 ——アンドレ・ブルトン著

   『ナジャ』1962年刊、稲田三吉訳163pより

Nation Dream Crusher 5’6″

.

私は波が、
他のありとあらゆる偉大な熱烈さと両立しうるものであると思っていた。

冒頭の文章の妖精を波に置きかえてみた。

で、

波をサーフボードに置きかえてみると、

また「うーん」と感じ入るものがあり、

そう考えると、

サーフィンというのは、

ものすごいフィールドで遊び、

極まろうとしていることだと知った。

NAKISURF千葉が、

レンタルボードを入れ替えるのだそうで、

その8フィート、

シエラ・シングルフィンの初乗りとなった。

このキャッチサーフ、

正式には、

Catch Surf ®ODYSEA Plank x Sierra Lerback PRO 8′

と表記します。

こちらが明日よりNAKISURF千葉でレンタル可能です。

ご予約はお早めに。

さて、

昨日のエックス。

ここは上総一ノ宮の玉前神社からまっすぐ東、

夜明け方向にあるビーチで、

日本書紀にも明記されていますが、

神学的に意味がある海=サーフブレイク。

NAKISURF千葉からですと、

900mの場所にあります。

波情報が0.1~0.4mと伝えているが、

じつは毎日サーフできている。

そしてほぼ無人。

「波乗りできることを知っている人」

または

「波情報はよくわからないけど、ここに到着した人」

たちが、8人くらい入っていた。

このエックスはジェフリーズにつながる広いビーチ。

普段は少なくとも50人は見渡せるのに、

電波情報の力というのは時に正確で、

時に伝わらないということになるようです。

波情報サマサマであります。

フィッシュ世界を研究し、

その世界をも包括するオルナタティブ・サーフ。

最近、

そちら側を急激に理解し始めたナカガワジュン。

こういうメガ・フロートボードに低姿勢で乗れることがその証拠である。

『バリマギ76プランク』にシングルの試作「タイニー」を付け、

フィンファーストを決め、

そのまま180°して、

バックサイドレイバックしていた。

見ている側は残像を記憶として、

ここに表記したのだが、

そのとき、何が起きたかはわからなかったほど目まぐるしいが、

乗っている本人も、

「興奮につぐ興奮」

そんな良質のトム・クルーズ映画そのまま世界となる。

スモールフィン、

フィンレスの愉快のひとつをご紹介しました。

サーフィンは、

どんな最上の映画よりもすごい。

というのは、

当たり前だが、

墜落しているときの重力が感じられることだ。

映画では4Dでもそこまでは感じられない。

さて、このオディシー・プランクの紹介ページに

the Plank delivers that smooth old-school single-fin flavor

とあった。

最近、

かなり優れてきたGoogle翻訳を通すとこうなった。

「板はその滑らかな古い学校の単一ひれの味を届けます」

私がこれをサーファー翻訳すると、

「プランク(シリーズ)は、
シングルフィンによる
滑らかなビンテージ感あふれる乗り味を届けます」

となった。

翻訳機の進化を望むひとりであります。

プランクは、

そのカタログでも掲げるメガ・フロートそのままに、

波になる前のうねりから、

このように簡単にテイクオフできる。

不思議な力は、

キャッチサーフ独自の3ストリンガーシステムが剛性を高め、

ゆえに超級のテイクオフ性能を実現しているのでありましょう。

二郎くんではないが、

「なんだ、かんたんでした」

そんなテイクオフとなりました。

ささやかな波だけど、

このスロープが、

大波でフェイド・ターンしているような錯覚になるのは、

前出したメガフロートの「浮き」であり、

高い剛性から絞り出される速度感覚が織りなしているからだ。

エックスは、

堤防の間から入ってきた波と、

片貝、銚子方面からの北東うねりが合わさると極妙となる。

なにを持って極かと言いますと、

右斜め前から、

そして左斜め前の波が合体することにあります。

合体すると、

その0.1m~0.4mの波が、

たった10cmから40cmのうねりが、

こうして巨大化(倍増)し、

さらには牙を出して飛びかかってくるようになる。

不思議な地形です。

またいつか詳しく、

干潮時は、初級者の人の練習に最適ですよ。

みなさんが、

楽しくサーフできますように応援しております。

なんでもわからないことがあれば、

お問い合わせください〜!

Happy Surfing!!


台風10号波はすでに猛威_大波時のならい_悪魔のタヌキ_(1313文字)

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台風10号の猛威がやってくる。

どうか無事で、

被害がないようにお祈りします。

ついにここもブレイクし始めた。

波高もすごい。

18フィート@12秒は、

冬のハワイにやってくる大波と同等です。

とにかくすごい波です。

お気をつけください。

自分が海に入れるかどうかの目安は、

「リーシュが切れても、泳いで戻ってこられる」

そんなことを基準にしてください。

波が強くなると、

リーシュはフィンに引っかかっただけでプツンと切れます。

それからは泳ぎますから、

流れはもちろんのこと、

上がってくるのは、

岩場なのか、

砂浜か、

はたまた港なのかを考えながら波チェックをする。

これが大波時のならいであります。

【第二部】

(ご注意:タヌキ嫌いの人は読まないほうがいいです)

昨日は波に乗ってからマルナカに行くと、

売れ残り半額セールの時間となっていた。

この辺りは街灯もないので、

車のヘッドライトだけを頼りに小径を下らなくてはならない。

道の横は、

川だったり、または海だったりするが、

都市部のようにガードレールや柵もないから、

対向車が来るとある意味命がけのすれ違いとなる。

そんな緊張感の中で車を走らせていると、

ウリ坊(イノシシの子)が道の真ん中を堂々と歩いていた。

今朝はタヌキを見たし、

先日はハクビシンを見た。

さすが四国も自然の王国である。

一昨日はニホンザルが、

車内にあったクリーム大福を狙っていた。

これは中土佐名産の苺を使った銘品であり、

さらには、

久礼KI2サーフのカワムラさんからいただいた大切な品であるので、

「食べてはいけませんよ」

と言っても言葉を理解しないようなので、

車の窓を閉めてから波乗りに向かった。

宇佐のローソンに行くと、

悪魔のおにぎりキャンペーンが始まったようで、

店内が「あくまでもたぬき」だらけとなっていた。

大ヒット!⚡⚡

増殖中であるといい、

どれどれと、

商品展開を見ていくことにした。

それは、

クラッシックのサイズ変更&リサーチ版だったり、

タヌくんの好きな練乳コーヒーだったり、

元祖に新味。

ブラックラーメンとしているのは、

ローソン全店で復刊した『包丁人味平』のカレー戦争編下巻の、

ブラックカレーからのインスピレーションだろうか。

それにしても、

こうして手の込んだマーケティングが、

ローソンの悪魔のたぬきシリーズを支えているようだった。

こちらのタヌキはどうなのだろうか?

そんなことを想いながらサーフブレイクに波チェックにいくと、

タヌくんことタヌーマンの軽ハコがあり、

本人はこのようにお昼寝中だった。

あなたが好きも嫌いもあるだろうが、

タヌーマンには熱狂的なファンがいる。

当社調べによると、

タヌーマンの熱いファンが千葉に2人、

茨城に1人、

栃木に1人、

東京に1人、

神奈川県に2人、

そして高知県に3人もいて、

合計10人でいいからファンクラブを発足しましょう。

そうやって盛り上がっているほど、

少し前の言い方で表現するのなら

『カルト人気』です。

シナモン風味のおにぎりとは!

ローソンもきっとこのポストを読んだに違いない。

シナモン・タヌーマン_石川啄木VS北原白秋_(1070文字)

このポストをタヌーマン7人衆のひとりである宇賀くんに捧げる。

HAPPY SURFING!!

 

.

【四国サーフ】Catch Surf Session_SR500のグロウ波_寅さんの口上_MVPのナッキー_(2213文字)

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【台風10号クローサ回想記】

“超大型”の台風10号クローサが、

西日本に向かって北上していた。

クローサは、

発達しながらゆっくりと進み、

この日の勢力がピークの状態だと天気予報士が伝え、

最大10メートルの波が予想されていた。

10mというと33フィートであります。

外海は荒れ、

しかも風とうねりの方向が一緒、

オンショアになっていた。

ならばまた、

昨日ここでお伝えした通り、

前日は仲間たちだけで貸し切りだったので、

道の駅なかとさなどに行きつつSR500に行くと、

タヌーマンことタヌ氏、

またはタヌくんがココサンシャインを塗りたくり、

すでに私たちのことを待ち構えていた。

TANUMAN 2019 AUGUST

All Photo by Yoshi and Nacky

.

「ナキくんたち遅いよ〜。干潮がいいんだからねここは」

「そうなんだね」

「キャッチサーフ貸してよ、昨日ナキくんが乗っていたのをさ」

「かんたんです」

「かんたんですはさ、形容動詞に助動詞だからさ、

返事というか、言葉の意味が違うんじゃないの?」

「これはさ、ジローワードと言ってさ、拡大解釈できる優れ語なんだよ」

「ほんま?そりゃすごいな」

「スキッパーフィッシュ(6’0″)で入るからバリマギ使っていいよ」

「やった!ありがとう!!」

パドルアウトすると、

タヌ君がすかさずいい波に乗った。

Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee Pro 7′

.

干潮なので、

ゴボゴボだが、

これがいいのだそうで、

これによってタヌくんは、

天才バカボンのパパが言う

「これでいいのだ!」

を感得した瞬間でもあるようだった。

私もゴボゴボだが、

露出(ドライ)する岩の位置は昨日記憶し、

さらに言うと、

サイズアップしたので水量が増し、

ブレイクも沖にシフトしたので、

岩が露出することはなかった。

けれども十分に浅い。

下手をするとここでハッピーサーフが終わる、

終焉となる可能性のあるファーストセクション。

無事にセカンドセクションにコネクトすると、

波は深みからせりあがりサイズアップする。

こういう途中からサイズが増す波をのことを

『グロウ、(grow)』と呼ぶ。

無事にインサイドセクションをトレースし、

ショアブレイクまで来て、

サバ手でフィニッシュ。

このマドモワゼル(Mademoiselle)は、

フランスから来たタヌくんのお友だちであり、

こうしてたっぷりと日焼けしていたのが印象的かつ、

健康的だった。

昔コパトーン、今ココ・サンシャイン。

少し潮が入ってきた。

Eric Christenson Cosmic Fonzer 7’2″

.

「この波ですと、浮力のあるボードに乗りたいです」

しょう寅杉本さんがそう言ってきた。

「ECの72があるよ」

「うぉ、フォンザーですね。かんたんです!」

「さすが、完璧にジローワードを使いこなしているね」

「当たるも八卦当たらぬも八卦、こちらのボードはセブン・ツー。

舶来モノでござんすよ。駅前で売っている大量生産品とはちと違う。

橙色は何見てわかる、橙色見て迷わぬものは、木仏金仏石仏。

千里を旅する汽車でさえ、この色を見てちょっと速度を落とします」

「お!一度寝て調子が出てきたね」

「帝釈天で産湯を使い、姓は杉本、名はショージ。

人呼んでしょう寅と発します。

ネオン、ジャズ高鳴る大東京に仮の住居があります。

きんちゃんつながりの不思議なご縁を持ちまして、

このお盆中土佐のSR500波に粉骨砕身、

ハッピーグライドに励もうと思っております。

西に行きましても東に行きましても、

とかく土地土地のおあにいさん、

おあねえさんにご厄介かけがちなる若造でござんす。

ジローくんと同じ次男でございまして、

故(ゆえ)にかんたんですと連呼しますが、

以後こちらの面体お見知りおかれまして、

向後万端(きょうこうばんたん)、

どうぞよろしくお頼み申します」

そんな口上で乗る波もありました。

すばらしいガッツであります。

太い(強い、大きい)波。

気持ちが入る波乗り。

昨日も来ていたイズミくんがしんじょう君(ヤスくん)とやってきて、

さらには高知のまこちゃんこと、嶋崎誠さんが来た。

彼は東本願寺土佐別院の御院(住職)であるので、

もし何かあっても成仏させてくれそうだった。(笑)

ご住職が勤行のあいだにシェイプしたピンク色のフィッシュが、

この青い波の上に稲妻のようにきらめいていた。

しんじょう君になりすましたヤスくんは、

スキッパーフィッシュ66を弾丸のように滑らせて、

胸に潜む「何か」を霧散させていた。

宗安寺のSO-ANの潔さんを師と仰ぐイズミくんは、

勇敢なるグラブレイルで、

この怖ろしいSR500波を攻めていた。

クラシック・フィッシュ。

湾の中頃では、

ハワイからやってきたノア・ミズノが、

ウエッジで遊んでいた。

彼らも外海から逃れてきたのであろう。

ドラグラ式を表現するサバ手を、

イズミくんとしんじょうヤス君がしていたのが印象的だった。

すばらしいセッションをありがとう!

Catch Surf ®ODYSEA Plank x Barry McGee Pro 7’6′

.

MVPはナッキーだっただろう。

岩に目がくらんだ昨日の恐る恐るから脱皮し、

すばらしいセクションの数々を得ていた。

ハナマルマンテンのハッピーサーフィンでした!

Happy Surfing!!

【特大号】白虹_高知自由党サーファー図鑑_台風10号回想記1_ドラグラ始皇帝に三蔵法師の著書を夏休みの自由研究に!?_(3032文字)

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Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee Pro 7′ Quad

.

SR500でのビハインド・セクション。

この位奥から行くと、

かなりの距離の斜面を味わえる。

NALU誌のコラム2編脱稿。

寺さん、これから送りますね。

昨日の正午頃のヘイロー(HALO)。

これは日本語で暈(かさ)と言い、

太陽や月に光の輪が現れる大気光学現象のこと。

白虹(はっこう、しろにじ)とも言う現象だそうです。

真上を見上げて撮る虹というのは、

なかなかに楽しかった。

昨日も登場した自由党の宇賀くんに小屋前でお会いした。

ブレイク前に竹で小屋まで、

森本果樹園の巨峰を大きなロックアイスと一緒に持ってきてくれた。

真夏日、海上がりにいただいた巨峰は、

信じられないほどの感動味で、

もはや忘れられない日と昇華した。

今日もキャッチサーフで、

ハッピーサーフィンしていた。

タヌ氏も敬愛するグレイトサーファーなんですよ。

台風の豪雨がまだ波に色を付けている。

昨日はすばらしい日。

そのひとつは、

ハイカラ・マコちゃんの誕生日を浜でお祝いしたこと。

さらにてっぺいさんこと、

上杉 誠二さんとエリック・クリステンソンの話、

キャッチサーフ、

さらにはローカル問題についてお話ができた。

てっぺいさんは、

私がここでサーフした初日も一緒にセッションしたご縁がある。

彼は、

いつもニコニコとハッピーサーフをされていて、

そしてめげず崩れず、

不屈の心を持たれたグレイトサーファー。

どの地もそうだけど、

意地悪する人もいれば、

てっぺいさんのように優しくしてくれる人もいる。

SO-ANのキヨシさんと同じ年に、

土佐が生んだオーシャンマンです。

いつまでもお元気で、

ハッピーサーフィンを続けてください。

心より応援しています。

【台風10号回想記その1】

台風10号は、

連日いい波だった。

ゆっくりと近づいてきたので、

少しずつサイズを上げたのも良く、

忘れられない波の数々を送り出してきた。

「ヒデが飛びおった」

「ひゃあ高いな〜」

土佐清水の切詰英利くんのリップ打点後は、

周りからそんな声が聞こえてくる。

細胞レベルで元気なヒデくんのエア。

Catch Surf ®ODYSEA Plank 7′

.

ハイカラ・マコちゃんのストール。

彼も真摯にハッピーサーフィンを追求するひとりであり、

そして上記した宇賀くんたちと同じ、

自由党のグレイトサーファー。

しんじょうヤスくん。

サバ手リバースPlusシャカサインをしているのが私。

サーフィンというのは、

こういう方が盛り上がるし、

実際にはお互いを注視しているので、

もし何かあったときにも安全です。

仲間の波乗りを見届けるラカ法王。

後ろにはクリスチャン・フレッチャーが見える。

彼らは、

東京からつながる長い旅の続きだった。

数日前のSR500でMVPを受賞したナッキー。

この波に乗ったとき、

高くて、長い壁が続いていたのですと、

とても興奮していた。

しんほんまち鍼灸整骨院の名医であり、

大院長のケンくん。

端麗かつ、美しいボトムターン。

そしてバレル・セットアップ。

あのタヌーマンも彼の施術に夢中で、

「ケンくんって名医だよね。すぐに治っちゃうんだよ」

そんなことを言っていたのを思い出した。

ケンくんにその秘訣を聞いてみると、

「タヌーマンさんには、38萬ボルトの電流を流して、

取り憑いているタヌキを逃げ出させるのがコツです」

そんな極意を教えてくれた。

続いて、

「でも、またタヌーマンさんが来院されたときは、

また違うタヌキが憑いているんですよ」

そう言って、

言葉の端々や所々にドラグラ式である、

ありますという内容を散りばめてくれるのでありました。

トーイン、

SUP、

ボディサーフとなんでも来いのウオーターマンの浩平くん。

どこかで見たことのあるお顔だと思っていたら、

ノースハワイのハナレイで知った人でした。

そしてまた高知でお会いできてうれしい。

海から高知市内に戻ると、

スゴウデの税理士として日夜励む逸人です。

ノブくんというサーファーがいて、

彼は大きなボード、

小さなボードも全て乗りこなし、

小さな波の日、

そして大きな波の日も一人海に入っている。

しんじょうヤスくんをして、

そしてベンチュラ・セイジをして、

「半端ではないです」

「教祖」

「彼こそが波乗り不動明王です」

そんな伝説を持つサーファー。

土佐高知の横ちゃん。

彼とはここでよくお会いし、

土佐清水の石田さん岬や、

中土佐のドラゴン湾、

あちらこちらの良い波のところでお会いしている。

てっぺいさんと同じで、

笑顔のハッピーサーファーで、

半世紀に近いほどの期間をかけて、

伝説波に乗り続けられてきた心の優しい人です。

三蔵瀧朗のボトムターン。

瀧朗は、

フランス文学を愛し、

サーフィン世界に傾倒し、

10代の際にウナクネ(現ドラグラ)典の研究をすべく、

原点回帰だと気づき、サーフ巡礼を志した。

結果、

ハワイとサンディエゴの西海岸回廊を経て今に至る。

その原典のひとつであるボトムターンで、

この日も高知で翻訳作業に勤しんでいた。

彼の著書で有名なのが、

『善勇猛龍滑経』。
内容は、
始皇帝(ハービー・フレッチャー)が、
サンクレメンテに数人の比丘(男サーファーのこと)と滞在し、
ドラグラ、
ドラゴン・グライド(竜滑走)について始皇帝が彼らに説法していた。
ある日のこと、
比丘の一人であるラカ法王が立ち上がり、
「智慧の完成」とは何ですか?と質問し、
真理が始皇帝の口語で内容が語られていく

という良書であります。

これは、

小学校夏休みのしゅくだいの感想文にぴったりです。

『善勇猛龍滑経』ドラグラ・プロダクションズ刊
善勇猛龍滑経を読みました。
サーフィンをする人の心理が書いてあり、
そしてまた、人としての真理も描かれていて、
とてもぼく(私)の心に残りました。
両親にもすすめてみると、
ふたりともYou Tubeそっちのけで読んでいます。
ぜひ、先生も読んでみてください。
読み終わると、
ハービー・フレッチャーさんのような口ぶりになりますよ。

話は戻りつつあり、

その瀧朗と高貴なマイケル。

手前はタヌくん、タヌ氏こと、タヌーマン。

やんごとのないマイケルが、

決死の覚悟で乗った忘れられない波。

(巻末リンク参照)

真の仏教徒マイケルは、

「日本の製品大好きです」

そう言って、

タヌくんと同じく、

ココサンシャイン王となっていた。

横はクリスチャン・フレッチャー。

前出のハービー・フレッチャーの長男である。

(巻末リンク*2参照)

東京RVCAのTシャツが欲しくなった。

クリスチャンの実弟ネイザンも、

キャッチサーフの宇賀くんモデルで、

子どもたちと一緒に遊んでいた。

土佐には超級波がある。

クリスチャン・フレッチャーをして、

「こんな波が毎日あったら、世界でもトップレベルだな」

と言わしめた波質である。

閑話。

イージー・ライダーのワイアット(キャプテン・アメリカ)役の、

ピーター・フォンダが亡くなってしまった。

イージー・ライダーは1970年に公開された映画だ。

私たち世代にとって、

この映画は、

アメリカの砂漠というか、

ドライな精神を素肌感覚で教えてくれ、

そして自由とは何か?

そんなことを投げつけてきた作品だった。

Peter, Rest In Peace.

日本のエーゲ海。

浦ノ内湾を下中山に於いて。

【巻末リンク:マイケルについて】

台風9号と高貴な人たち_公平さんと泰介さん_11年前のGLIDE誌_(1971文字)

【巻末リンク*2:ドラグラ始皇帝ハービー・フレッチャー(必読です)】

【naki’sコラム】vol.62 The Thrill is Back. Life is Surfing._ハービー・フレッチャー2012_(12008文字)

Happy Surfing!!

無人エックス・バンザイ!_オリジナル・タオルにありがとう!_ベクターとオリジナル・ツイン・フィンについて_(1089文字)

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今朝のことだが、

千葉エックスに行ったら驚いた。

(写真はエックスにあるウミガメの卵保護柵)

というのは、

晴れていて、

波も良く、

すっかり陽が昇っているのに無人だったからだ。

Taro (Dalai Raca XXXIX) on

Catch Surf ®ODYSEA x Barry McGee Pro 7′

.

推察するに、

波情報で一宮の波が悪く書かれているようで、

風も悪く(北2m)、

波も小さく(膝らしい)、

評判の悪いサーフスポットとなっていたようだ。

けれど、

エックスの地形はかなり良く、

そして潮位が80cm程度だと、

これまた驚くようなラインナップを見せるのだった。

サイズは膝程度だが、

ピークで東うねりと南うねりが合わさって、

胸くらいとなり、

怖いほど切り立つ。

どこかと似ている波質だと、

記憶をたぐっていたら、

ノースショアのバックドアと似ているのでありました。

友人たちは、

「波情報さま、ありがとう!」

そう言って、

空いている海の由来となった波情報へ感謝を述べていた。(笑)

【お知らせ】

昨日の18時より販売を開始した

NAKISURFオリジナル・マイクロファイバー・タオルですが、

たくさんのご注文をいただきました。

【重要】奄美大島、嘉徳海岸その後_NAKISURFオリジナルタオル3種まもなく納品です!!_(2079文字)

ありがとうございます!

なんと!

昨夜だけで限定数の半分程度が売れてしまいました。

お求めの方はお急ぎください〜。

【NAKISURFオリジナルタオル3種】本日9/4(水)18:00〜販売開始です★

ありがとうございます。

【もうひとつお知らせ】

Catch Surf ®ODYSEA Skipper fish 6’0″

NAKISURF Original Twin + VEKTOR VT

.

ここ一年間、

ベクターフィンを使い倒してきた。

前向きに逆向きに、

そしてFCSスロットの前側か後ろか。

それだけでじつに4種類もの汎用性があり、

さらにはミニマルフィンや、

小波の際に激的なる加速性能の発端となったベクターフィン。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/VEKTOR.html

限定数ですが、

NAKISURFに入荷しています。

サイドはこちらNAKISURFのオリジナル・ツイン・フィン。

シングルフォイルの巻き付き(内側)によって加速する不思議フィン。

宣伝文句ではなく本当にそうなんです。

それは弊社スタッフと私、

高知のハイカラ・マコちゃんたちが口を揃えるのが証拠なんですよ。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/ORIGINAL_TWINFIN.html

【おまけポスト】

【テクニック思想編】[必読]新サーフィン時代到来記念!_DFWフィンレスで無尽蔵のエネルギーを得た日_(1656文字)

【もうひとつ】

【難解かも】博士と法王と、DFW阿闍梨に竜のこと_(2664文字)

Happy Surfing!!

洋之助くんの魂を継ぐものたち_初めての湘南ヨーノ波_(1566文字)

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台風15号ファクサイ。

13号狙いで湘南に来たのだが、

この15号に翻弄されてしまった。

最大風速50mだなんて、

もはやサイエンス・フィクション。

ドラグラの友であり、

土佐清水の仲間であり、

そして袖ヶ浦ナンバーのホンダ・サバットを所有するケイスケ。

彼からジャック・コールマンの最新作DVDをプレゼントされた

ジャックといえば、

ウナクネ・ドラグラ映像師であり、

奇天烈奇妙なフィッシュ・ゴッドをプロデュースした人物として、

この世に広く知られている。

ウナクネ会館がその上映会の会場になったが、

あまりに美しいシーンがあり、

それを油絵にしてみてはどうだろうか。

そんな話で盛り上がった。

これは昨日の朝。

NAKISURF初期Tシャツを着られているきんちゃんと、

数年前のビンテージTのツナくん。

ありがたい。

朝はサーファーズ岬でサーフしました。

それから波高をみるみると上げ、

平塚波高ブイを見てみると、

465cmで12秒を超えるモンスターがあり、

これはきっと有効ブレイクならば3倍、

14m近い波だったと推測できる。

シェーン・ドリアン師範がいたら大喜びしたことだろう。

二日前の夜に中村竜さんと一緒に鎌倉ナイトをした。

その際に話題になったのがこの波。

故佐久間洋之助くんのホームブレイクのヨーノ。

魚のように泳げ、

世界各地のビッグウェーブに笑顔で乗るプロサーファーだった。

彼は日本に入れられてしまった

テトラポッドを取り去りたい夢を持っていた賢人であります。

(巻末リンク参照)

その彼亡きいま、

彼の弟の泰介くんと、

中村竜さんがこの波の持つ意味と意志を継いでいる。

普段は美しいほどフラットだが、

台風によって目覚めたヨーノ。

中村竜くんのドロップ。

リバース・サバ手で応援しているのが私。

偉大なる波を称え、

偉大なる友がそれに乗る。

セッション中は常に洋之助くんの笑顔が浮いていた。

そんな護られている感を強く感じるサーフセッションは珍しい。

これが最大のセットだっただろうか。

竜くんは終始笑顔で「最☆高!」と言っていた。

彼は洋之助くんと同じように潜り、

楽しく幸せに波に乗る。

世代がこうしてつながっていたことを感じ、

とにかく感動させられた日曜日だった。

この勇敢なるサーファーは、

私のブログの愛読者であり、

どきりとさせられた瞬間を提供してくれた。

この分厚いリップの下に落ちていく気持ちたるや、

いかがなものだろうか。

ご無事をお祈りします。

ドラグラ界では、

眠れる獅子とされるツナくんが、

決意して乗った大切な波。

めでたしめでたし。

中村竜くんの友人のダイキくん。

「彼は世界的に有名なDJですよ」

横にいるタローマンがそう言っていたが、

ダイキくんは「証券会社勤務です」

と言っていたので、

真逆業界に転職したのだとここでわかった。

このヨーノを愛する成田くん。

スペシャル・シェイプのガンでドロップ敢行。

私の波がやってきた。

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish Tyler Stanaland Pro 6′0″

.

改めてこうして見てみると、

ヨーノはとんでもないリーフだとわかる。

リップは重く、そして速い。

キャッチサーフ6フィートで乗った忘れられないヨーノ波。

終了。

こうしてインサイドは岩だらけ。

中土佐のSR500を思い出すに至る。

瀧朗がやってきた。

「どうです?1本だけでも乗る価値ありますか?」

「間違いなくあるよ。本当に良い波だよ」

ちょうど竜くんも終了して上がってきたので、

リーフのレクチャー、

ピークのラインナップの説明を受けたことだろう。

瀧朗、乗りました。

スキップ・フライのボリューミーなシングルフィンで乗るヨーノ。

波がどんどん良くなってきている。

明日に続きます。

【巻末リンク:洋之助くんの夢】

ギネス記録になりそう_教授と護岸_タオルにサーファーズ_法王と魔界皇帝_(2349文字)

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所・三連休スペシャル】9か月ぶりのエマ・ウッド_インアウト・バーガー_キャッチサーフを車の屋根に積む方法_(2286文字)

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Emma Wood, Ventura

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秋分の日。

暦の上で秋の始まり。

このあたりの天候は全面的にそれに反抗するように、

今日から「真夏日」ですと、

予想最高気温が35度ですと、

ジャックFM(93.1)とアロー(FM92.7)が言っていた。

ひさしぶりの夏だろうか。

エマ・ウッド(ベンチュラ)に行くと、

サイズは膝腰、

たまに胸サイズの波が、

美しくブレイクしていた。

ここは、

私にとって、

北のブレイクであり、

そして好き度で言ったらナンバーワンだろう。

アクセスしやすい便利なロケーションでありつつ、

目の前に車が停めることができ、

パブリックな州立公園というのも良いのかもしれない。

次に好きなのは海賊岬、

そしてリンコン岬の順であります。

昨日もすばらしい波質で、

腰波でワールドクラスの気配があった。

さすがデーン・レイノルズのホームブレイクだと、

そして私が好きな波だと、心の中で称えた。

ボードは、

キャッチサーフの8フィートのシングルフィン、

7.6フィートのバリマギ、こちらもシングルフィン。

そして6フィートのフィッシュというメニュー。

GoProを持って波に近づいてみると、

カリフォルニアの波は、

ここまでクリーンだったのかと、

しばし驚かされた。

なんというか、

波面ツルピカ、

エマウッドの特徴である左右ウエッジ。

(波と波が合わさること。ちなみに前後はバックウオッシュと言う)

まるで千葉北エックスの天然版のような波質だった。

冷たいと予測していた水温も、

9月に入って温かくなったと聞こえてきた。

水温20度くらいだろうか。

真夏で冷たい日の千葉北の水温くらい。

または6月の湘南くらいかな。

脱サラしたツナくん。

会う人みんなに

「脱サラおめでとう!」

と言われて嬉々としていた。

まずは勉強としてカリフォルニアに来たようです。

ツルピカ波面に喜ぶナッキー。

完璧なレイル加重。

ジェイミー・オブライエンでもここに足を置くだろう。

ナッキーは、

フィンレス・サーフィンで培った超バランスがあり、

そのことが基礎になっているから、

こんなに正確なスタンスになるのだと考察した。

パドルアウトして景色を見ていると、

らせん(螺旋)の中にいて、

時間が経っているのか、

戻っているのかがわからなくなった。

いわゆるトリップアウトである。

あの出発した日とか、

ここで初めてサーフした日の記憶とか、

カレンダーの表紙写真をここで得た日等々。

(巻末リンクを参照ください)

あれから膝もずいぶんと良くなり、

たくさんのおいしいものを食べて、

湘南や伊豆、

千葉、

土佐高知、

奄美大島、

沖縄の、

日本の銘波に乗り、

サーファーとして成長したと言い張れる自分がいた。

私たちの陣地。

NAKISURFオリジナルタオルを敷き、

バケツの中に飲料水とGoPro、

ツナくんのレンタカーの鍵と、

トランクスを入れておいた。

街中のビーチ、

例えば、ハンティントン・ビーチとか、

ロス・アンジェルスやサンディエゴのポピュラーなビーチなどは、

荷物を置くときは、気をつけなくてはならない。

ただ、

エマウッドは安全だと今は断言できる。

治安が悪くならないことを祈ります。

水温を確認すると、

68−69°(摂氏20°)だと、

ライフガード・タワーには書いてあった。

海から上がると、

超が付くほど空腹となった。

In-N-Out Burgerに行き、

(インアンドアウト・バーガー)

私流のハンバーガーふたつと、

フレンチフライというオーダーをした。

私流とは、

グリルド・オニオン、

エクストラ・トマト、

エクストラ・トースト・オン・バンズ

(パンを余計に焼く)、

フレンチフライには塩を振らないでということで、

注文後12分ほど待つと、

26(トゥエンティ・シックス)と呼び出され、

こんなビューティフルなバーガーズを得た。

ツナくんは、

私流のチーズバーガー版。

シェイクシャック等のバーガーは、

こってりとしているが、

インアンドアウト・バーガーはあっさりしている。

ベンチュラ・セイジのワイン農園に戻った。

真夏の陽射しなので、

車内品が溶けないように車に日除けをするほどだった。

あれだけ凍えた朝が、

こうして日中35度になるのがすごい。

ちなみに気温差が21度。

ワインを作る葡萄には、

こんな気候が適しているという。

さて、

日本でもこちらでも

キャッチサーフを屋根に載せている人をたくさん見かけた。

けれど、

きちんと積んでいるのは10〜20%程度だろうか。

きちんと積まないと、

キャッチサーフはロープにくい込んでしまう。

私流は、

このようにキャッチサーフを下段に、

そしてPUボードを最上段にしてロープを張る。

こうすれば、

キャッチサーフにロープが触れることはない。

触れなければ傷が付かないし、

さらにはキャッチサーフの柔らかさが車の屋根と密着するので、

(屋根とボードの間にはタオル等)

126フリーウエイの時速75マイル(約120km)ですら、

ボードがずれたり、

動いたり一切せず全く問題なかった。

画像のようにロープをこうしてねじっておくと、

ブーンという音が鳴りません。

キャッチサーフをセダン等の車に積む際は、

この方法をぜひお試しください。

セイジたちが戻ってきてタキビナイトとなった。

サンタ・バーバラのファーマーズ・マーケットに出店していたセイジ一家。

そこで物々交換したというイタリア移民のトマトソース・パスタと、

たっぷりの牡蠣の夜。

尽きないサーフィン話、

そして星空を見上げると、

焚き火からの煙が巻くようにしてそらに吸い込まれていた。

すばらしい夜だった。

【巻末リンク:前回のカリフォルニア】

日本へ!_(1773文字)

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所特報】台風19号とヨノ・ピーク_カフェヒロ訪問!_(1269文字)

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台風19号(ハギビス|HAGIBIS)が近づいています。

しっかりと眼が形成されているので、

ものすごい勢力の台風だとわかります。

24時間内での最大気圧低下というのがあり、

この19号は、

中心気圧が77hPa低下するという急発達を遂げている。

これは、

1983年10号以来の36年ぶりの膨張だとありました。

(この10号は、24時間で90hPa発達)

さらに書くと、

これは地球上で発生したハリケーン、

サイクロン、

台風の中で史上最速の部類に入るそうです。

どうぞ安全にお過ごしください。

<11日03時の予報>

強さ 猛烈な

存在地域 硫黄島の西北西約380km

予報円の中心 北緯 26度00分(26.0度)

東経 137度50分(137.8度)

進行方向、速さ 北北西 20km/h(11kt)

中心気圧 915hPa

中心付近の最大風速 55m/s(105kt)

最大瞬間風速 75m/s(150kt)

予報円の半径 70km(40NM)

暴風警戒域 全域 310km(170NM)

<12日03時の予報>

強さ 非常に強い

存在地域 日本の南

予報円の中心 北緯 30度25分(30.4度)

東経 136度20分(136.3度)

進行方向、速さ 北北西 20km/h(11kt)

中心気圧 935hPa

中心付近の最大風速 50m/s(95kt)

最大瞬間風速 70m/s(135kt)

予報円の半径 110km(60NM)

暴風警戒域 全域 280km(150NM)

Yono Peakの大波イベントが、

ウエィティングに入っていると書きましたが、

最新情報によると、

うねりの高さはクリアするもの、

イベント後の交通事情等でキャンセルされたそうです。

どうぞお気をつけてお過ごしください。

さて、

ピザを食べた私たちは、

ベンチュラセイジの農園に行き、

佑麻くんたちと合流し、

ロスアンジェルスの奥地というか、

そんなところに親類を訪ね、

それからサンタモニカに向かった。

プロムナードの駐車場で事件があったようで、

こんな大騒ぎになっていた。

それからサイプレス市にあるカフェヒロさんへ。

今回の訪問で楽しみにしていたレストランでもありました。

(8年前に訪問した際の詳細ブログがあるので、

巻末リンクしておきました)

ホタテのカルパッチョ。

永遠の名作です。

一日中満席だったヒロさんが、

最終18ホールのつもりで作ってくださった料理の数々を堪能し、

最後はこの絶品マンゴーでしめくくり、

大団円を迎えたのです。

閉店後の店内。

私のアート品が示され、

なつかしいような、

うれしいような、

それでいて恥ずかしいという気持ちになった。

翌朝までにサンオノフレに戻り、

この夜明けを得た、

冷たく吹くオフショアに秋を感じ、

季節の移ろいを得るように体感した。

台風には、

どうぞお気をつけてくださいね。

Tyler Warren Big Dream Fish 6’7″

Nakisurf Original Twin Fin

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【巻末リンク:8年前のカフェヒロ】

【カリフォルニア記念の特大号!】Catch Surfエアグライドで「風のように 鳥のように 夢のように」_新型Zパッドが到着しました!_カフェヒロさんで究極は永遠となり、永遠は無となりました_ニコリンサーファー通信2_(4740文字)

Happy Surfing!!

 


【サーフィン研究所】アンディ・デイビス_エリック・クリステンソン_おまけバレル_(1359文字)

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San Onofre, California

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海で飲むコーヒーがおいしい季節となりました。

メガクアッドのテストは、

やはりオリジナル開発した

シングルフォイルのツインフィンという基軸があってのもので、

これがVEKTORリアだったり、

ボンザーの組み合わせでさまざまな波質に対応できる。

【NAKISURF ORIGINAL TWIN FIN】ニュータイプを試作試験中!

ニューポート・ピアのパン屋さんは、

ミラーの大好物。

アンディ・デイビス。

彼の親友タイラー・ウォーレンが、

NAKISURFにデザインしたステッカーをプレゼントし、

大喜びした画が撮れた。

(巻末リンクへ)

その昔サンクレメンテにライダーズ・クラブという名店があって、

今ではすっかり味を落としてしまったけど、

自家製ケチャップだけは健在だった。

その特製レシピを得た日。

エリック・クリステンソンに会おうと、

5フリーウエイを北上し、

55のダイヤーで降りて向かうと、

何も変わらないサンタアナの街並みがあった。

到着すると、

エリックこと、

ECがシェイプをしていた。

チョコレートフィッシュ・サーフボードというのがあるのだが、

そのシェイパーによるセルフカバーというか、

オーナーシェイプがECサーフボードであります。

コスミック系か、

ミニペリカンのようなアウトライン。

クリステンソン兄弟、

つまりクリス・クリステンソンを兄に持ち、

エリックはハンドシェイプにこだわり、

広告宣伝費を一切使わないマーケティングを実行している。

ちょうどNAKISURFのミニ・ペリカンのカスタムオーダーがあり、

7’2″、7’4″というのが、

次のシェイプのためにラインナップされていた。

こちらはNAKISURFのカスタムオーダーで、

コスミック・ライダー6’4″。

ちょうどシェイプされたてのホヤホヤを見届けました。

オペイクとティント同量というスカイブルーが映えそう。

現在使用できるラミネート。

日本語ではディケールとも言い、

いわゆるサーフボードのロゴであります。

ECサーフボードのエリック・クリステンソンは、

じつは大のエンジェルスファンで、

長年一緒に観戦に行く仲なのでありまして、

彼はいま大谷翔平くんと、

マイク・トラウトのファンでもあります。

(エリックとの野球については、

巻末リンク*2をご覧ください)

ミラー家にシェフとして招かれたので、

摂氏58度という低音真空調理をしたビーフと、

ブラータ・チーズによるフルーツトマトのサラダを作成した。

アペタイザーには、

ハラペーニョ・フライ。

内部には卵雑炊を煮詰めたものというオリジナル作品。

【オマケ】

こんな夕景とハイウエイ。

新型ランボルギーニに、

真剣フォード。

これは少し前の画像だが、

サンクレメンテの銘ビーチブレイク

『リビエラ』でのバレルショット。

このとき一緒に入っていた

クリスチャン・ワック(1枚目に映っている)が、

このバレルを抜けた私に

「マサカ、ウソでしょ」

そんな風に驚かれたセクションでもありました。

あれからアメリカ人はさらに健康志向となり、

私は、

さらにのんびりとしたサーフを愛するようになりました。

【巻末リンク:タイラー・ウォーレンの誕生日】

タイラー・ウオーレン30歳のお誕生日づくし_前夜祭からビーチパーティまで_アンディ・デイビスのアートハウスパーティ_(2230文字)

【巻末リンク*2:エリック・クリステンソンとMLB観戦】

【野球ファン完全保存版特大号】MLBベースボール、ダルビッシュとレンジャースというチーム、そして名門エンジェルスとの対戦ダイジェスト_王子邸前と日没サンオノフレでキャッチサーフJJ対決_(7077文字)

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所】室戸岬のパワースポット_SURF&SURF Teeの経過_(1764文字)

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室戸岬、

西山大地のコスモス。

エアポート・バンクに行くと、

よっちゃんがいた。

彼は私が大好きな不屈のチューブライダーであり、

高知のサニー・ガルシアとして認識している。

こちらはタヌーマン。

ドラグラ・プロダクションズ作品では、

スターシステムのチビ太のように、

縦横無尽に登場する新人キャラクターだ。

タヌ星からやってきて、

地球に居ついたというタヌキ系の宇宙人である。

(これについては、巻末リンクをご参照ください)

タヌくんは、

甘いもの好きであるらしく、

激安自販機から、

スポーツドリンク・アクティーブ50円に、

通常自販機に動き、

ワッフルコーンショコラ140円を合わせていた。

それだけのことだが、

どうやら私は、

タヌ星のタヌ氏の食に興味を持っているようだ。

ちょうどメキシコのタコスの話となった。

メキシコのストリートタコス、

近所のペドロス(Perdro’s)、

または上級というか、

グルメ派にはたまらない

サウス・オブ・ニックスなどがある。

これは

『ルビオス(Rubio’s)』

のタコ・チューズデー。

午後2時半を過ぎると、

このビア・バターで作った

“フィッシュタコが1ドル50セント”

となるので、

火曜日の遅いランチ時間に行き、

「フライかグリルか?」

そう聞かれるので、

「フライ・プリーズ」と言えば、

こんな写真が撮れるだろう。

B級グルメ価格だが、

ルビオスは、

ペドロス・タコスの10倍も大好きな味であるので、

気持ちがうれしくなる瞬間でもありました。

カリフォルニア・チェーンなので、

各地でいただけることでしょう。

おいしいカリフォルニア情報でした。

さて、

これは高知県。

東うねりがピンピンのとき、

室戸岬から国道55号線を南下すると、

こんな無人レフトがあった。

「いかにいかに」と、

早速パドルアウトしてみると、

驚かされるほどの水量と、

うねり速度だった。

Catch Surf Skipper Fish J.O.B. Pro Edition 6’6″

Nakisurf Original Twin + VEKTOR VT

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今年の秋は、

ワールドクラス波が連発していて、

この水量、

波質と共に真のサーフィンというのを語ることが容易になるほど、

雄弁というかさまざまな事象が詰まっていた。

このレベルならパイプラインにいるJOBを呼んだら来るだろう。

そこで、

キャッチサーフ仲間というか、

YouTubeでハッピーサーフィンを広めるベン・グレービー

@bengravyy

にIG(インスタグラム)で、

ダイレクト・メッセージを送ると、

「今すぐ行きます!」

そうジョークを交えた返信があった。

ちょうど2020カレンダーを製作中なので、

いくつかの波が、

作品候補となって編集部に上がっていった。

忘れられない波。

これが焼き付いたらいいなぁ。

さて、室戸岬。

さらの北上すると、

こんなパワースポットがあった。

ここでこれからのことを祈願し、

室戸岬に戻り、

周辺を歩いた。

このアコウの樹を見たら、

なぜか昨日書いたアンドリュー・キッドマンのことを思い出していた。

室戸岬には、

このように俳句が盛んな宿があった。

この横には空海が修験していた、

御厨人窟(みくろど)があるのだが、

偶然的にその空海が書いた漢詩が降ってきた。

波濤萬萬雲山幾千
来非我力歸非我志

これは、

「幾万もの波を受けてきた。

幾千もの山を越えてここに来たが、

それは我が力ではなく、

またこれからどうなるのかも我が力ではない」

そのような意味の唐の師(恵果和尚)への、

今生の別れに際しての文章であります。

深いです。

もうすぐ11月だというのに夏の蝶が飛んでいた。

やはり高知は南国です。

なんだかとても親和感があると思ったら、

この模様と同じ色のTシャツを河合和尚が着ていました。

こちらがもうすぐ販売予定のSurf&Surf Tです。

私はメジャーができない、

インディーズならではのウォッシュ&染めと、

そしてスクリーンプリントにこだわり抜きました。

NAKISURFオリジナルカスタムTです!

こちらはTシャツの季節では一切ございませんが、

さらに手を加えております。

完成次第、限定数ではありますが、

NAKISURF内で販売いたしますので、

どうぞお楽しみにお待ちください。

【巻末リンク:タヌ星とは?】

【ドラグラ・プロダクションズ】タヌ氏の任務_(2746文字)

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所特別号】パイプライン・マスターズ22考_NAKISURFカレンダー2020にありがとう!特別出演タラちゃん(サザエさん)_(1693文字)

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Catch Surf Skipper Fish 6’6″ JOB Pro

Nakisurf Original Twin + Vektor VT

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【Pipeline Mastersを見て】
1.ワイプアウト後、
浮き上がりからの最初のパドリング体勢への移行の正確さ
2.フォーム・ボールからの脱出は波壁にあった
3.ケリー・スレーターのシナリオと、
波をどう読んだかという解説がすばらしい
(QF後:JJFのヒート内)
4.メディーナの作戦へ対しての自信
5.イタローの旗をタキローに変えて作ったらどうだったのだろうか?
6.法王の観戦席を作りたい
7.ジャック・コールマンがボルコム・ハウスの屋根にいた
8.ヨゲを探したが見えなかった
9.ケリー・トコロの通信シェイプ
(メディーナに)
10.イタローのボードはサンクレメンテ製
(ティミー・パターソン)
11.マーチン・ポッターの英語に南アフリカを感じる
(ショーン&マイケル・トムソンと同じアクセントだった)
12.アナウンサーのジョーもまたサンクレメンテの人である
13.ストライダーは、ああ見えても激烈なるパイプライナーだ
14.ミッシェルはなぜ3ポイントを出さなかったのか
(QF:男の美学)
15.北風のデコボコでのレイルワーク
16.イタローのパドリング姿の美しさ
17.ケリーの10点を狙う執念
(ゼロか10かという賭け)
18.テイクオフはやはりバッティングと同一だ
(全てはタイミング)
19.環境問題のCMが良かった
20.イタローはSF(セミ・ファイナル)前にシェーン・ドリアンから
「ケリーと(ヒート中に)話すな」
そう助言を受けたのだが、なぜか話してしまった。
だが、ファイナルに勝ち上がったこと
21.JOBが観戦していたこと
22.やはりタキロー旗を作りたくなった。

今日のメニュー。

さて、

鶏のスキミというのを土佐市で発見し、

これで二度目になるが、

安価かつ、とてもおいしいと確信した。

しかも薪ストーブの直火で焼いていただく至福は炉端焼き以上だ。

全く関係ないけど、

先ほどのパイプライン・マスターズを思い出した。

「ついにカレンダーが届きました!

最高です!うれしいです!」

感嘆符を表現してくれたのは、

ハイカラ・ミシンでおなじみのマコトくん。

先日の大谷翔平さん日のスペシャルで、

サザエさんに出演していましたね。

「よく似ているです」(タラちゃん)

「アハハ、脚本でミシンが時計になって、ミヒャエル・エンデの気分だったよ」

「さては、はてしない物語のことですね」(タラちゃん)

「さすがタラちゃん、良く知っているね」

(一同、笑)

こちらは、

蒼空(そら)くんと陸哉(りくや)くん。

(彼らの雄姿を巻末リンクしておきました!)

お父さんから丁寧なお手紙も添えられていました。

「カレンダーが届きました!
これはサーファーズ・カレンダー決定版です。
圧倒的な情報量のマトリックス。
美しいイマジン。
小さいのに感動的なDT。
紙面が大きくなった効果は絶大でした、
イマジンの1ページ目からクラリとしました。
サーファーとして生きるために必要な知恵を得ることができ、
魂を揺さぶられ、
キャプションから深淵なるサーフ思想にはまってしまいました。
かんたんに言うと、
毎日がハッピーサーフとなる、そんなカレンダーです。
ありがとうございました!!」

こちらこそありがとうございます!

宣伝というわけではないのですが、

自信作のカレンダー2020の情報はこちらからです。

かなり作り込んであるんですよ。

コート紙135kg、

A3サイズの壁掛け版の波乗魂号二部(2種)、

そしてデスクトップ版、

合計3種類のカレンダーの発送準備が整いました!

いろいろお得なご購入は、

こちらのページをご利用ください。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/30262/60543/list.html

私たちが胸を張ってお届けするカレンダーです!

2020年もどうぞよろしくお願いします!!

【巻末リンク:そらくんとリクヤくんのファースト・ウエーブ】

7歳児の波に乗る原風景を共に_スーパータキビシヤスNAKISURFに降臨号_(1269文字)

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所】9秒のうねりが30cmあれば_宇宙的な滑走感覚_過疎化のゴカイ養殖場_(1674文字)

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波情報を見ると、

「0.0m-0.3m」だとあり、

それは、

波の高さがフラットから30cmだと伝えている。

今度はうねりとうねりの間隔を「国土交通省港湾局」から求める。

すると9秒近くもあり、

「30cm高が9秒もあれば胸サイズは軽くある」

そんな目論見で、

この南南東うねりを受けるところに行ってみると、

まんまとあった。

小さいけど、

一人前でキリリとし、

そして確かな威力を持って迫る水の壁。

1000km先の風で大きく揺らされた海面の最後。

小説家にとっての栄養は、

旅と酒と浪費だと開高健さんは言っていたが、

サーファーにとっての栄養は波と時間、

そしてこういった「良い波」の記憶だと確信した土曜日。

NALU誌の最新号で、

池田潤ちゃんが、

抱井さんとマメ増田さんとでDTIについて対談していた。

潤ちゃんのボキャブラリーだったり、

歴史がわかり、

とてもためになった。

最後の抱井さんの言葉もいい。

「ロングボードらしくなってきたね」

すると、

今まではロングボードらしくなかったのでありましょう。

競技の世界は、

ある方面や方角だけで評価しがちなので、

私たちのような滑走感覚は理解されないのだが、

けれど理解されたくてやっているわけではないので問題がない。

例えば、

レイルから伝わる波の感触があり、

それがカカトから脳天へ一直線で抜けると、

昨夜見た宇宙の広さを感じられるほどに感激する瞬間となる。

波乗りは深い。

これがトリムというもので、

昨日書いたパイプライン・マスターズで、

各々のサーファーがしていたレイル・ワークもトリムである。

同一であり、

これはきっとこれから100年先も同じだろう。

『剣』の世界で言うところの「一閃」であり、

一振りの美学がある。

本日のメニュ−。

ウエットは極寒用を着ていたのだが、

思い切ってオール2mmにしてみたら、

全く寒くなかった。

やはり寒さを感じるのは風だと再確認した。

防寒用品を得なければならないが、

そろそろ売り切れ始めているので急がねば。

先日高知のカルディに行ったと書いたが、

行くとランチはこうなる。

カマンベールとチェダーチーズを焼き、

その上に苺だけで作ったジャムを一片に、

ルッコラをしき、

生ハムの切り落としを一片に乗せてサンドイッチにしたら、

意識はメキシコやフランス、

そしてサンクレメンテに飛んだ。

海外のサンドイッチには、

個性があり、

その記憶体験がそう感じさせるのだろう。

青龍寺奥の院の裏にあるカタサバ先生宅。

先生はまたハワイに戻っているので、

こうして使わせていただいている。

東側を向くと、

この視界。

ご近所の冨永のおばちゃんに聞くと、

この湾南全体で13世帯だけになってしまったと言う。

過疎化であります。

向こうにご近所さんである宗光さん宅が見える。

上の写真を拡大すると、

遠きご近所さんが写っている。

ここは元ゴカイ養殖場で、

広々と海沿いにビニールハウスが建っていて、

昭和の頃には盛況だったそうですが、

餌業界は、

中国産の台頭で跡継ぎが会社員となり、

廃業して、

そのまま廃墟となっているそうです。

とすると、

農薬等を散布したことがないだろうから、

オーガニックの作物を育てるには最適だろうか。

誰か、志がある移住者などがいたら、

何かしらの事業ができそうな気がするのだが、

ここまで来るのは、

交通が大変なので、

そんなことも含めて超過疎化となったが、

陽当たりがいいので、

捨て猫 to 地域猫となったニヤアたちが住み着いている。

一時は23匹もいたのだそう。

高知県は移住者へ大きく門戸を開いているが、

この宗光さんクラスの格安物件は他に何百もあるそうなので、

もしかしたらここを掘れば、

地域創成というか、

レベルの高いコミュニティができるのかもしれない。

これが前出した夜空。

タキビ神にお見せすると、

「やはり銀河鉄道は9両編成なんですね」

そう感慨深げだった。

それにしても夜空のきれいさは、

この過疎に比例して美しいものだと思える。

冨永のおばちゃんも

「寂しいから若い人たちが来てくれたらうれしいわぁ」

ということです。

Happy Surfing!!

 

【サーフィン研究所】提示と啓示_“Presentation And Revelations”_(729文字)

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突然だが、

『サーフィンに思想を結びつける』

そんなことを考えていた。

ジェリー・ロペスだったり、

ロブ・マチャドたちに通じるのは禅の呼吸だろう。

これはそれぞれがある。

トム・カレンは静かにを突き通し、

ラインにこだわり、

そして速度と重力を極め、

ケリー・スレ—ターがまたそれを進化させた。

渋い木目のようなサーフを愛好する漢(かん=おとこ)たちもいて、

「スカッティー・ストップニックを崇拝するメガ・ドクロ・短髪系」もあるし、

「かわいければステキなの、私たち」のビキニ系もある。

宗教みたいなもので、

「全て良いのだ」

「これでいいのだ」となる。

そうでないと、

海は太平ではなくなり、荒れてしまう。

海は誰のものだろうか?

誰がコントロールできるのだろう?

それと同等の疑問は波は誰のものだろうか?

ということだ。

そこまで飛躍し、次に波に視線を戻す。

波に乗る。

どこまでも。

ボードが着岸するまで。

すると、

ごくまれにだが、

波にも意志があり、

理由があったのだとばかりに扉は開かれていく。

宇宙の距離が青空を通して感じられ、

その深遠さと清浄さに心を開かれるのだった。

これをどうやって説明していいかを調べていくと、

啓示=Revelationsに行き着いた。

そして、

また次の瞬間には、

こんな土佐オーロラが現れた。

時刻は、

令和元年の冬至のピークだった。

オーロラは、

女神の名に由来するらしく、

古代から古文書や伝承に残されているが、

土佐でオーロラみたいなものは、

あまり見られてはいないのかもと感じた、

大気の粒が光るような朝です。

そして今日から春に近づいていくのだと、

実感するのでありました。

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所】啓示その後_カレンダーとベンチュラセイジの里帰りにデビルズ・ダンジョン再録_(1476文字)

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昨日、

ここで啓示を受けたと書いたら、

鎌倉のしげるGARRさんから、

「まるでthe doorsだね」

そうメッセージが届き、

続いて、きんちゃんから

「魅惑的な作品で読む者を誘いながら、

“波に乗ることで得られる魂”という啓示を受けたよ。

なんだかひさしぶりに想像力が極限まで高まっちゃって、

やたらと元気が出た日でした。ありがとう」

こちらこそありがとうございます。

書いて良かった。

そらには下弦の月が浮かび、

じきに新しい月となる。

蠍座の月よさようなら。

そんな啓示作品を50点以上も集めて、

カレンダー3作を自主製作しました。

3作の詳しくはこちらをどうぞ!

コート紙135kg、

A3サイズの壁掛け版の波乗魂号二部(2種)、

そしてデスクトップ版です。

いろいろお得なご購入は、

こちらのページをご利用ください。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/30262/60543/list.html

私たちが作り込み、

胸を張ってみなさまにお届けするカレンダーです!

【2020 NAKISURF ORIGINAL CALENDAR】遂に到着しました★★★

【少し不思議な里帰り編】

なんと、

ベンチュラセイジが故郷の土佐に戻ってきた。

「ブルードラゴンで待ち合わせて再会する」

という高揚感たるや大きなものがあった。

ベンチュラセイジとは、

7年前にカリフォルニアで知り合った。

しかもこのブログの初期からの読者で、

私がデビルズ・ダンジョンでこの波に乗ったとき、

奥さんのチホちゃんがショップメールに連絡をくれた。

9年も前のことであります。

「サンタバーバラのリンコン岬の近くでワインの葡萄農園をするんです」

「へえ!」

「カレラ・ワインの意志を継ぎたいのです」

少しすると、

ベンチュラ郡の広大な土地でマスカット品種を作り始めた。

それで、ベンチュラ・セイジとあいなった。

本名は森本誠二。

彼たちとは、

リンタロウさんの

『インスピレーション』会場で初めてお会いして、

それからずっと交流を続けている。

コスタリカでは彼にサーフィン指導もした。

私はケイター・シェフということを時折しているのだが、

セイジ家族はその顧客でもあり、

彼の子どもたちキナちゃんとコータくんのシッターもしつつ、

叱咤激励もした。(笑)

「ぼくは土佐の出身なんですよ」

ずいぶん昔にそう聞いたが、

ここに来てみると、

偉人たまちゃんも、

しんじょうヤスくんもハイカラ・マコトくんも、

竜一くんもみんなセイジの友人だった。

タヌーマンでさえも須崎の人だと知っている。

私はアメリカに引っ越してきて26年間住み、

彼もアメリカにやって来て7年となる。

向こうで知り合って、

私が好きになった場所が、

彼の故郷だったという不思議。

なので、

海外生活のことを含めて、

少し不思議な里帰りと書いてみた。

こうしてふたりでここでサーフするのは感慨深いものがある。

デビルズ・ダンジョンから9年。

もう2か月で10年。

雪解け水が入るブルードラゴンは、

インサイドにいたくないほど冷たかった。

「冷やいき」

セイジは、

土佐弁の使い方を教えてくれ、

夢枕獏さんからは、

高知新聞の連載『白鯨』で、

土佐弁を教えてくれるのであった。

私はその冷やいショアブレイクで、

なるべく濡れないように、

もしかすると絶対に濡れないような、

しかもスリリングなラインを探していた。

セイジ家と、

ミラーに向けてジマンのカレンダーを託しました。

タイラー・ウォーレンの大ファンのチホちゃんは、

早速タイラーは何枚入っているか、

それがどの月なのかと確認していました。(笑)

【巻末リンク:その9年前のデビルズ・ダンジョン】

摩訶不思議のデビルズ・ダンジョンとBD3-bから得た空海的な澄感覚_(5132文字、中編です)

Happy Surfing!!

【ドラグラプロダクションズ製作、片岡鯖男】3.8フィートの週末2『ハワイ・パイプライン・マスターズ編』サーフィンとは?_ (2188文字)

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パイプライン・マスターズを見ていた。

決して誰かに勧められたというわけではなく、

自発的に、見ていた。

ぼくは、あまり競技は好んでいない。

だからサーフ・コンテストなどを観戦する機会をもうけたりはしないが、

今年は、

ププケアというパイプラインの稜線を形成する丘の上にいることもあり、

なんとなく、

行ってみようと思い、ガレージから出ると、

下の道、

カメハメハ・ハイウェイが大渋滞していた。

それはまるで、

なにかのお祭りのようにあふれかえっていたので、

パイプラインへ向かうことはあきらめて、

WSLのライヴ中継で観ることにした。

この中継を観ていると、

現実でありながら、

フィクティシャスがきわめて強いハワイということで、

パイプラインの増幅した魅力があり、

それをインターネット回線で全世界に伝えていた。

ぼくはさきほど、フィクティシャスと書いた。

これは架空とか、虚構性という意味だが、

ハワイの魔法と、

サーファーの憧憬で、

もはや神話化されたパイプラインさえもアン・フィクティシャス、

つまり現実、

ライヴという説法でぼくたちに伝えていた。

フィクティシャスとアン・フィクティシャスのバランスがよく、

両極が引き立っているぞと、

ぼくはこの中継から思うのだった。

つぎに、

波に乗ることについて考えてみた。

それは、まさに人生そのものだ。

波に乗ることを中心に考えると、

車の運転ですら波乗り感覚で研ぎ澄まされていく。

音楽もしかり、

そして歩き方もである。

この面白さをわかりやすく書くとなると、むずかしい。

とにかく、全てがただ楽しいのだ。

それに、波に乗るのは重労働だから、気分もいい。

もしこの世に神秘があるのなら、

その神秘の具体的な例が波ではないだろうか。

波はいつも海岸によせているが、

まったくおなじ波はない。

この、ふたつとない、

しかも無限につづく波を生活の中心にしているのだから、

徹底したライフ・スタイルに近づいていく。

そのサーフィン中心の日々をつくりだすには、時間がかかる。

ぼくの実感では、3週間かかる。

都会生活のなかで付いてきたいろんなものをふり落として身軽になるためには、

いま思い立ってそのまますぐに、というわけにはいかない。

そして、

いったんそういう生活になってしまうと、

その心地良さというか、

健康的なライフスタイルはながく尾をひく。

それが快感なのだ。

サーフィンをやらないでいるのは、もったいない。

波に乗らないでいると、

第六感、

霊感というプラットフォームが消える気すらする。

わだかまりが心を抜け、

意識が広がる可能性を持っている感覚を知ると、

波に乗らないと、

気持ちが窮屈なままになってしまう。

寛容という言葉を忘れてしまう。

海の陽、

風が波を押す風景を忘れすぎたままでいると、

頭と体の感覚が、

弱っていくような気がしないだろうか。

自分が、

そういった風景のなかに、

ただなんということもなく普通に存在しつつ、

たとえば波に乗ったり泳いだり砂浜にいたり、

あるいは、

都会にまい戻って波や陽を思い出したりしているのは、

感覚上のよろこびだ。

パイプラインの話に戻ろう。

こんにち、中継がすばらしく、

ドローンや海面、

陸からのアングルで見ると、

フォーム・ボールと呼ばれる泡の層の仕組みがすこしだけ、

理解できた。

バレルもフォームボールもつまりは壁なのだ。

波壁に張り付けば、ハイラインとなるし、

滑らせて過剰な速度を得たり、

その立体的な動作が、

チューブ・ライディングの持つ感覚的快楽の秘密のようだ。

速度を過度に落とす。

ほんとうにみごとなチューブ・ライディングは、

そこから始まっていることが多い。

そして、

もうひとつのチューブ・ライディングは、

波のなかに全速で飛び込んでしまうもので、

さらには波によって、

バレルがもうひとつ続くボーナス・セクションも数名のサーファーたちは抜けてきた。

イタローは、

このボーナス・セクションのフィナーレで、

ボードがフォーム・ボールに吸われ、

しなるように跳ねてしまい、

なんとか立て直したが、

ハイ・ラインを保てずに、

リップという波先に弾かれて終わってしまった。

もしかすると、

これをメイクすれば、

ケリー・スレーターがメイクしたバレル並の距離だっただろう。

「パイプ側のバック・ドアからオフ・ザ・ウオールまで抜けてきたんです」

隣に住むローガンが、

ガレージに入れる前に、

ビュイック・ステーション・ワゴンの窓の中から驚いた顔をして教えてくれたことを思いだしていた。

中継画面は、

イタローのリ・プレイ映像に切り替わり、

スロー・モーションで、その瞬間を映し出していた。

あらゆる角度からリ・プレイされていく。

ストライダー・ワズリースキー横の水中アングルから見ると、

チューブ内の動きのこまかなところまではっきりわかる。

このおかげで、

実際に波に乗った感覚や、

体験を六感のなかによみがえらせて、

自分がスロー・モーションで、

このフォーム・ボールにボードを吸い込まれながら、

そうはさせまいと、

波壁に張り付いていることを想像しているのはわるくない感覚だ。

チューブ・ライディング、

つまりそのバレルを感覚的に楽しむ、

サーフィンは、ぼくの最後の楽しみかもしれない。

そしてサーフィンとは、

宇宙との、地球との、

そして海との、

きわめてすてきな遊びであり、

人生そのものだ。

All photo by naki

 


【サーフィン研究所】波から知った超越的なこと_(1269文字)

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Happy New Year 2020!!

本年もどうぞよろしくお願いします。

.

新年に想うことはたくさんあるけれど、

奇跡のような星で、

こうして、

何かしらの自身の温度を伝えられたりしていることに感謝したい。

ありとあらゆるものがあるように、

さまざまな神さまがいると思う。

日本には、

私以外にもこういう人は多いのではないだろうか。

神道、

仏教の違いは、

寺か神社で大きく違う。

だが、

私はそこまで気にせず、

神道スタイルで森羅万象に祈り、

大日如来に真言を唱え、

他の神にも祈っている。

昨日も書いたが、

地球は高速の自転速度があり、

そこに付随する気体が大気だ。

「大地と大気」は、

地表から絶妙のタッチで、

時速1700kmで回る地表から離れていく。

これは転向力(てんこうりょく)。

「コリオリの力」として、

185年も前(1835年)に

フランスの科学者コリオリが解いたという。

海面から放たれた風は、

軸や極、

合流、

幅と緯度という概念で回転し、

大きな円状の大河の流れのようなものを生成していく。

この巨大な大気の流れが偏西風で、

これは集中現象や絶対渦度、

そして極循環、

フェレル、

ハドレー循環、

そして上記した全ての概念を持ち合わせる大循環が、

この超高速回転する自転から発生しているのだと理解できた。

このトップ=極みは、

対流圏の波だ。

上空はどこまでの猛風が吹き、

大気の波を創りだしているのかが気になった。

波のトップは波高というもので表すが、

大気は、

圏界面(けんかいめん、tropopause)で表される。

偏西風の高度およそ11kmから14kmに圏界面の最高地点がある。

日本の上空であり、

ジェット気流と名前が付いている。

冬が特に速く、

ときに風速100m/秒以上に達する。

風速は、

平均30m/秒で走行中のトラックが横転し、

40m/秒で鉄骨構造物が変形するとあるので、

もしこれが地表に吹いたらとんでもないことになる。

波の高さはせいぜい30mだけど、

密度が薄い気体だけど、

これだけの風力があれば、

気体を14,000mの高さに巻き上げることができる。

想像を絶する気体波をつくりあげるのは、

自転速度の産物なのだと再確認して、

生きている奇跡を深く感謝した。

地球は丸い。

このジェット気流の頂上が日本上空にある。

そこで横軸、

自転に対しての反極はどこにあるかを調べてみると、

北米大陸東海岸の上層にあった。

こちらが夏に最速になるかはわからないが、

大西洋はハリケーンで悩まされ、

日本は台風の被害が多い。

それもこの上空の激烈化によるものなのではないか、

そんな仮説ができたが、

こういうことって、

すでに誰かが調べているのだろうけど、

現在の自分の情報としては充分なので、

ここまでとします。

風が作り上げたのが波。

すると、

カタサバ先生ではないが、

「サーフィンとは、
宇宙との、地球との、
きわめてすてきな遊びであり、人生そのものだ」

あのフレーズが、

頭からリフレイン(refrain)して離れなかった。

【ドラグラプロダクションズ製作、片岡鯖男】3.8フィートの週末2『ハワイ・パイプライン・マスターズ編』サーフィンとは?_ (2188文字)

Happy Surfing!!

 

【サーフィン研究所&ドラグラ特大号】狼満月_ポピュリズムをかわしつつ、楽しくサーフする20の方法【前編】_(1963文字)

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昨日の満月がすごかった。

ネイティヴ・インディアンは、

Old MoonとかWolf Moonと名付けた1月の満月。

これを室戸岬から見たのだが、

そらに龍は昇るし、

しかも空海が見た角度(みくろど)側からなので、

それは感慨深いものがあった。

さて、

これは一昨日思いつき、

昨日もこのことについて書いたが、

ポピュリズム(populism)という言葉を聞いて久しい。

この意味をまとめたく、

博識の瀧朗に聞いてみると、

「平民、公民、人民、大衆主義ということを指しています」

「ほうほう。言葉はポピュラーからの派生だよね」

「はい、俗語かと思われますが、英米同時に発生したので、

政治的なプロパガンダという意味合いが強いと思います」

「そうだったのか!」(タキビ神のマネ)

「ポピュリズムは、”大衆=大勢の権利を守る”と、

大多数の支持を背に体制側や自由人を批判します」

「やはりね」

「日本では、大衆主義や人民主義、大衆迎合主義という表記で、

コボちゃん(読売新聞)、天声人語(朝日新聞)、

さらには私の履歴書(日経)にもこの流れが見受けられます」

「お、天声人語。最近は高知新聞の同コーナーの小社会がいいんだよ。

天声人語って、

タヌーマンも好きな石川啄木とか、夏目漱石が書いていたのを知っている?」

「はい、知っています」

「今だったら村上春樹だろうか。お!すごいなぁ。さすが瀧朗だ」

「やめてください。今はその論ではないと思います。

とにかくポピュリスト(populist)たちが、

民衆派とか、大衆迎合とやっていますけど、

危惧すべきは、

戦時中のような右へならえ思想が一般化してきたことですね」

「こわいなぁ」

「はい、民主主義でありながら、自分の意見を言うと叩かれてしまう世論です」

「独自性は大勢によって封印されると」

「その通りです」

「なぜそんなことになっているのだろうか?」

「人民を操作する時代がまた来ているのですよ」

「これもこわい。反義語は何だろう?」

「リバタリアニズム(libertarianism)です。

これは個人、経済の自由を重視します」

「ほう」

「他者の物質や財産を侵害しなければ、

おのおのの行動は、基本的に自由ですというものです」

「いいね。サーファーだね」

「はい、旧時代のサーファーがこれですね」

「今は違うか」

「リバタリアニズムの人もいますが、

ポピュリストが絶えず包み込んでいます」

「大変な世の中だね」

「うん」(ラカ法王のマネ)

私はポピュリズムとは無縁で生きていた。

小学校2年生のとき、

少年マガジンで釣りキチ三平が連載された。

三平くんが「カルデラの青鮒」や

「三日月湖の野鯉」で、

鯉とか鮒を釣っているときにブラックバスを狙った。

「ルアー釣り入門(実業之日本社刊)」

という本を読み、

銀色のスプーンというルアーを買い、

釣り好きの父親にせがんでオジャガイケとか、

芦ノ湖、河口湖に行った。

そして12歳のとき、

その釣りキチ三平の

「湖の殺し屋ブラックバス」が掲載され、

少しして、

ブラックバス釣りが流行ると釣り竿は置いた。

ドリフが良いと聞けば、

ひょうきん族を見ていたし、

大流行したアディダスのヤッケ(ウインドブレーカー)は、

4本線のニセモノを胸を張って着ていたし、

マジソンバッグなどは欲しいと思ったことはなかった。

サーフィンを始め、

そのときのゲルゲ先輩(D先輩ではない)が、

エア・ジョーダン1の黒白赤をアメ横で買ってきて以来、

大ファンとなり、

さらにはこのエア・ジョーダン発売が、

ハワイのノース・ショアの時期と重なるので、

毎年のようにアラモアナ・センターか、

パール・リッジのフットロッカーに参じた。

エア・ジョーダンは4年後、

5で大人気となって、

さらには藤原ヒロシさんたちによって、

スニーカー・ブームが起きるやいなや、

弟に私のコレクションを全てあげてしまった。

サーフィンもそう。

当時の花形プロ関野聡さんよりも横山泰介さんの波乗りを愛し、

サーフ雑誌は、

コンテスト・ページではなく、

空志海児(抱井さんのペンネーム)をむさぼるように読み暗記していった。

横山泰介さんつながりで大野薫さんと、

そして当時のスポンサーだった岡本さんに

「お洒落主義」を学び、

ナガヌマさんからは「突き抜けろ主義」をいただきつつ、

下重さんからは世間の常識を学んだ。

ショート全盛は、

ミニであり、

いまはミッドレングスだったり、

古典だったりしているが、

とにかくスルスルと、

大勢から自分の方向を見つけてきた。

それは、

「これでいいのか?」

という醒めた視点であり、

自身を俯瞰する生き方をサーフィンで表現してみたい。

それがウナギ・クネクネの極みであり、

現在のドラゴン・グライド(竜・滑走)という起点になっているのだと知った。

(明日に続きます)

Happy Surfing!!

【サーフィン研究所&ドラグラ特大号】スカイ アンド シー・ムロトもうすぐオープンします_ポピュリズムをかわしつつ、楽しくサーフする20の方法【後編】_(3303文字)

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スカイアンドシームロト、

明後日15日よりオープンします。

HP等が間に合わず、

現在airbnbのみが稼動しています。

https://www.airbnb.jp/rooms/41458698?source_impression_id=p3_1578873348_G0cZHNjeO7fvzeVj

ここの共有スペース、

リビングルームには、

「沙門遍照金剛 文并書」

という空海の書が掲げられています。

この書は、

石碑から写したものなので、

正確には空海の書いたものとは違うのでしょうが、

三筆と数えられる空海の書で大好きな箇所です。

ビジュアルとしてフォルダーに入れておいたら、

空間デザイナーの橋口典代さんがこのようにプロデュースしてくれました。

沙門、

そして遍照金剛とは、

弘法大師が唐で密教を学んでいた際の灌頂名(かんじょうめい)で、

文ならびに書というのは、

「これから私(遍照金剛)が大切なことを書きます」

そんなはじまりの名文がここに。

私が滞在しているのは、

森の間で、

とても静かなのと暖かいのが特徴です。

安らぎ。

天気が悪かったが、

干潮時のみサーフできることを知った。

室戸岬周辺の波のワイルドさ、

岩とか全て含めて感動しました。

さて、

昨日の続編です。

まだの方はこちらをご覧になってください。

これが前編です↓

【サーフィン研究所&ドラグラ特大号】狼満月_ポピュリズムをかわしつつ、楽しくサーフする22の方法【前編】_(1963文字)

(前編からの続き)

具体例を示すと、

土佐にもあるTSUTAYAの本棚で、

世にあふれる大衆サーフ雑誌を拝見すると、

「小波でのトップターン攻略法」

「ちょい当てのコツ」

などをプロ・サーファーを使って特集していて、

「肩の方向を意識しろ」

「小波のテイクオフ かんたん習得法」

「ボードを最大限に走らせるコツ(前編)」

「レイルワークのHOW TO〜」

そんなテクニック重視の見出しが誌面を飾り、

本文には、

それらの内容がしっかりと真面目に印刷され、

読者はそれを懸命に読み、

自分がどこがいけないのかを肉体的に感じつつ、

精神的に追い込まれていく。

ご存じのように大衆的なサーフ雑誌の編集者の多くは、

時間的な制約もあるからか、

なぜかサーフィンをしない。

(大衆的ではない誌面を作る編集者なら本気でサーフしている人もいる)

もししていても「機会があるからサーフする」だけで、

自発的に「低気圧が近づいてきたな」とか、

「明日は波がありそうだから、暗い内に起きよう」

などとは決してやらない。

サーフ雑誌の編集者のだいたいは、

自社他社のバックナンバー、

ゴルフ雑誌などをペラペラめくって編集企画を立てていると推察される。

例えば、

「つま先上がり」

そんな字面から、

サーフィンに転化させて、

それをレイルワークとし、

球筋をラインとするのは日常茶飯事で、

「フォロー(スイング)」を

「手の動き」

として伝えているのだろうか。

さらに車雑誌から単語を拾ったりし、

それなりの文章にしているけど、

全部自分の言葉ではない。

疲れているのに、

寒いのに、

波乗りのために、

数時間の睡眠で跳ね起きるサーファーのド根性などはわからない。

しかし編集者も立派な仕事である、プロである。

極みを知らずに

「極みを目指せ」

「〜下半身の使い方〜」

そんなことを書くのは気が引けるけど、

得意の流行語などを使って、

文体も使い分けてパプリカ・ターン、

ちょい当てとか、

小波とやれば、

それを喜ぶ大勢の読者が見えてしまい、

仕事ははかどり、

雑誌は売れ、

編集長と飲むビールもうまい。

そんなことになっているのであるまいか。

さて、読者側の視点に入る。

読者は「プロサーファーが教えている」

ということに安心しているが、

演舞するプロサーファーならば、

そのターンはどのくらい大変か、

難しいかを知っている。

どのくらいかと言うと、

子どものころから海の側に住み、

波があるときは学校の前にサーフし、

学校から戻ってきたらすぐにサーフし、

休日は、

なるべく多くの時間を波周りで過ごす日々の結果がなくてはならず、

または社会人となる際に、

よりサーフィンに時間を費やせる仕事を選ぶか、

無職となり、

アルバイト程度で貧乏しながら懸命にサーフするか、

親か、誰かの援助を受けて、

真剣にひたむきにサーフした年月の集大成が、

誌面で連続写真で披露しているターンである。

読者はこれを模範とするのはいいのだが、

週に1〜2回しかサーフィンできないサーファーが、

連続写真の解説通りにやっても、

筋力やタイミング、

そして波が誌面とは違うからチグハグになり、

結果、己の能力の低さを再確認して、

ちょい当てができない自分は無能者だとか、

カットバックの失速に切腹したくなり、

さらにはプロサーファーのものと、

あまり変わらない浮力のボードを乗っていることもあり、

やがてはサーフィンって、

ちっとも全く楽しくないと知ることとなる。

それも始めて数年もすれば、

こんなことがやってくるのだ。

サーフィンとは、

テクニックも必要だけど、

ほとんどを占めているのは、

「”波”という太古からの大自然に自己を委ねるということ」

これが一番すばらしいとされる。

日本には、

その昔サーフマガジンやサーフィン・クラシックの誌面を焼き付けていた精神論があり、

そこに逸脱や冒険や、

達人や黒帯、道場と修行、栄光が要約されていて、

大自然と遊べる身体と、精神の崇高さを表現していた。

天才編集者のテラさんが、

この麗しいチームの生き残りであり、

それを今に伝える人であるが、今は先を急ぐ。

この思想は、

日本サーフィン界の潮流となった結果、

それを悪用されて、

悪しきローカリズムとなった(サーフィン研究所調べ)のだが、

これにも触れない。

長くなったので、まとめると、

自由主義のサーファーが、

大衆主義に巻き込まれない20の方法です。

1.ボードについて何か言われたら、ジャズ楽曲の話題とする。(コルトレーンとかいいですね)
2.乗り方についてたしなめられたら、大谷翔平くんの2刀流を目指しています。トップの位置がむずかしいですねと言う。
(またはラカ法王のようにニコニコ)
3.正しいことをしているのに、ローカル・ルールだとすごまれたら、フォースを使って逃げる(ジェダイ・オンリー)
4.言われなき暴力を受けたら、すぐに証拠をまとめて訴訟する。
5.駐車場所はポールポジションに停めず、少し離れたところで目立たないように。
6.行動も5と同じで目立たないように。ウエット等も目立たないように。(全体主義者は、あなたがどこが違うかを見ています)
7.映画はウエス・アンダーソンを観る。(全体主義者に人気がない意味と、映画の奥深さを同時に知ることができる)
8.ベストセラー作品は読まない。見ない。
(リリー・フランキーさんの東京タワーと、クマさん(篠原勝之)の「人生はデーヤモンド」は別)
9.大量消費するものには触れないようにする。
10.波情報が伝える有名、高得点サーフスポットには決して行かない。
11.大衆サーフ誌は読まない。
12.HOW TOものをYou Tubeで見ない。
13.競争主義者が横に来て、あなたの波を奪い始めたら直ちにそこから離れる。
14.ナンバープレートに1173とか、5532とか付けない。
15.サーフ帽とか、車周りのサーフラック、電動シャワー、サメ避けを使わない。
(これらの装備は、全体主義者のカミングアウトでもある)
16.朝陽と夕陽の時間にサーフすること。(自然の色彩を見よう)
17.直火焼きのものを食べること。(本物の火を見よう)
18.TVはあまり見ないようにする。
19.人気店だからと並ばない。
20.胸を張って生きる。

とここまで書いたところで20となったけど、

こっち主義のことならいくらでも書けることに気づいた。

とにかく、

サーフィンとは自由なので、

大衆主義によくある

「みんながこれを高評価しているから」

「雑誌に書いてあった浮力だから」

「仲間情報でボードを選んだから」

「波情報が40点付けたから」

という「から・から・から渦潮」には、

巻き込まれないようにしてください。

前編も含めて5000字超と長くなりましたが、

サーフィン研究所からの投稿でした。

Happy Surfing Forever!!

【サーフィン研究所】土佐の輝いた日_子どもとサーフィン_彩市場の鶏卵とは?_(1395文字)

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Sky and Sea Muroto 販促ポスター

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ほうばいうどんのマナブくんと、

長男ゼンイチくんとタヌ・ビーチでサーフしたと、

ここに書いた。

親子でサーフするのって、

息子か娘が、

サーフィンに夢中になってくれたらたくさんできそうだが、

実際には短い期間である。

ゼンイチくんが高校生か、

もしかしたら中学生くらいになったら、

親よりも友人たちでサーフすることを好むだろうから。

その時期が過ぎると、

今度は成人後少ししてから一緒にサーフしてくれるだろうが、

子どもたちも何かと忙しく、

ゼンイチくんの年代のように親と一緒に過ごす時間がなくなっていくからだろう。

マナブくんが良い波に乗った。

インサイドにいるのは、

ファースト・ドラゴン仁尾くん。

そしてインパクト下にいるのが私。

これも良い波だった。

そのゼンイチくん。

彼はひとりできちんとパドルアウトして、

ひとりで乗っていく。

昨年の夏前のゼンイチくんは、

少しサーフィンから離れていたようだった。

ちょうどマナブくんのレキラニ・ビーチを訪ねた際に、

私のキャッチサーフの7’6″をお貸しすると、

これがはまって、

またサーフィンが大好きになったという。

(2019年4月29日)

誇らしい。

私は幾人も幼少サーファーを見てきているが、

親が強制してサーフさせていると、

前出した中学生か高校生時に、

自我の芽生えと共に反抗するので、

その親の最も喜ぶ

「家の子はサーファー」から離れていってしまう。

自由にやっていた子もそうだが、

「サーフィンしないで勉強しなさい」

そう言われていた子は、

反抗心からさらにサーフィンに打ち込む傾向があるとは、

サーフィン研究所の調べである。

私は、

親がなんでも好きなことをやらせてくれたので、

こうして54歳になってもサーフィンに打ち込んでいる。

病気をしずらい体は、

かんたん大師のジローくんと同じようで、

47歳離れた私たちは、

こんなことでも意気投合している。

これは四万十市にある

『彩市場(いろどりいちば)』の視界。

こちらに来ると、

あるね屋と同じようにいつも向かう場所であり、

朝昼食、

そして夕食の買いものをここでする。

獲れたてピカピカの鮮魚。

しかも安い。

これこそが、

おいしいもの研究家えであるクルミちゃんオススメの

『一圓農場の土佐ジロー鶏卵』。

一圓(いちえん)農場の、

レモンの樹の下で放し飼いにされた土佐ジローという地鶏。

無農薬でとれた穀物を土佐ジロー鶏が食べ、

そのフンを果物や米作りの堆肥とし、

そしてまた、

それは鶏の飼料になっていくという循環型農業の実践者らしく、

今回は1パックだけ発見した。

380円という好きな数字に釣られて購入すると、

信じられないほどの甘味と、

酸味のマッチングに感動させられた「さちのか苺」。

素性を調べてみると、

「とよのか」と「アイベリー」の交配種だそうで、

三原村からやってきた食べる宝石をここに。

タヌ・ビーチ神主のような存在のイトウくん。

夜勤なので、

昼間はこうして一日中サーフしている。

しかも笑顔のオール・レングス・サーファーだ。

(オール・レングス=どんなサイズのサーフボードでも)

こういう人がいるからここが大好きで、

そしてまたみんなもここが好きなのだろう。

ちなみに手前は前出した仁尾くんとフィッシュ。

友人たちだけで貸し切りセッションができた。

ありがとうHAPPY SURFING!!

【サーフィン研究所】新月の月齢小数点_低気圧と閉塞前線のBLUE誌であり、室戸たこ焼きの二郎くん_(1476文字)

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これは昨夜の雨雲が通過したそらだが、

月が見えなくなった。

月の月齢が今日の正午に28.7となるので、

新月に入ったのだろう。

「新月」というのは、

太陽と月が、

同じ方向となったことだと習った。

新月の月齢は0。

だいたい月齢15で満月となり、

30で新月となる。

なので、

もうすぐやってくる新月は、

明日25日(土)の6:43だと月暦にはある。

それからが、

月齢の数値になるので、

この今日の正午時間で28.7というのが本日。

月齢は進み、

明日の朝6時43分に太陽と月が同じ方向となり、

つまり0となり、また月が新しくなる。

不思議な時制だが、

これも正しい暦である。

さて、昨日。

午前中に低気圧が沖を通過した。

この低気圧は長い前線、

閉塞前線(occluded front)を後方に伸ばしていた。

おかげで気温20度と暖かくなり、

さらには、

ほぼ無風だったのでTシャツ一枚でほぼ一日中過ごした。

閉塞前線とは、

温暖前線と寒冷前線とが重なった前線のことで、

これを見ると、

冷たい大気が南北から、

この場所にある暖かい大気を押さえつけるようになっていたのだろう。

1月の雨日に不思議なほど暖かかったのは、

この天気図が伝えていた。

Tyler Warren Dream Fish 6’7″

Nakisurf Original Twin

.

波高ブイの記録を見ると、

正午ぐらいが最大だった。

(2.2m、7.2秒)

低気圧の中心からここまでが50km程度。

そのためうねり間隔が短く、

ようやく7秒台だったが、

波高が2mを越えているので、

その程度の波がやってきた。

南からのフレッシュなうねりなので、

奔放で強く、

さらには沖が荒れているためか、

流れが入っていて、

腰サイズの泡でも陸に押し戻されてしまうほどのコンディション。

楽しいかといったらそうでもなく、

ちょっとした修行だったが、

サーフィンというのはこういう日もあると、

懸命にパドルしていた。

上がる頃には、

晴れてきて、

うねりもまとまって修行色が薄れた。

入れ替わりで笑顔のしんじょうヤスくんがやってきた。

着替えてから彼の写真を数枚撮ると、

彼のボトムターンが私似ということに気づいた。

体型も似ているのか。

室戸岬の三津地区に、

古民家ゲストハウス

『スカイアンドシー・ムロト』がオープンしました!

これはエンジニア界の巨星・河合和尚(元ウナクネ心友会会長)が館長、

あのテキスタイルデザイナー 橋口典代さんが空間プロデュース。

さらにはおいしいもの研究家の有元くるみさんが、

新概念、

極みエア・キッチンを 健食と編み合わせてプロデュース。

そして、 総合プロデュースが私です。

どうぞよろしくお願いします。

お知らせをもうひとつ。

BLUE最新号が発売されています。

ここには、

連載中の巻頭コラムを

『オルタナティブ・サーフ2020』と題して書きました。

7ページ目です。

武蔵とは誰だろう?

そして今号のテーマ「旅」ページに、

私のコラム・スペシャル、

旅について書きました。

こちらは見開きで、32、33ページ目です。

今年初の自身の活字と、

前出の二郎くんを持ち上げている写真が使われている。

さらには聖式カルちゃん(ヘア・カリフォルニア)のことも取り上げられていて、

仲間の顔にうれしくなった。

その二郎くんは、

たこ焼きナイトを通過していた。

おいしいし、

丸く、かわいい食べものですね。

ジロージロー。

こちらは薪ストーブがあるので、

土鍋でソーキ煮込みをいただきました。

大根と玉子でたこ焼きの丸さを表現しました。

絶品。

Happy Surfing!!

 

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